コミック版ロックマンZXA 紹介



※ネタバレありの紹介と感想です


ZXと違ってこちらは単行本化はされず、現在は幻のコミックになっています。
コミック化にあたって明るく楽しいギャグ漫画になってます。


表の形式
人物名 その人物の説明
台詞つき


登場人物 説明
グレイ
アッシュのボディーガードをしている少年(報酬はアッシュがくれる肉まん)。
のん気な性格で食いしん坊。
モデルAの力を借りてロックマンモデルAにロックオンするほか、モノマネをすることで倒したボスの姿にトランスオンできる。

「やったぁ!ボクってグレイトー!!」

アッシュ
世界のお宝を捜して回るハンターの少女。
お金とお宝大好きで、世界一の大金持ちになることが夢。
いつもグレイとモデルAと一緒にお宝を捜して旅している。
ゲームと違い、アッシュ自身はロックマンに変身しない。
ちなみにかなりの音痴。

「やりすぎ!お宝も金貨もコナゴナよ!!」

ライブメタル・モデルA
どっかの遺跡で見つけたヘンなヤツ(アッシュ談)。
アダ名は【Aちゃん】。
物知りだがかなりのスケベで、パンティを集めている。
一言多い性格のため、たいていアッシュに鉄拳制裁を食らっている。
グレイをロックマンモデルAにロックオンさせる他、グレイのモノマネに反応して倒した敵の姿にトランスオンできる。

「ウオッ!!ものまねキタキター!!」

マスター・アルバート
レギオンズの幹部。モデルVの力を使い世界をよりよく治めようとしている。
景気づけにのど自慢大会を開いたり、部屋を爆破されても動じないなど、かなりマイペースで変わったヒト。ちなみにアッシュ以上の音痴。


「のど自慢大会で街に活気を取り戻しましょう!!歌は世界を平和にします!!」

カイゼミーネ・ザ・ワスプロイド
第1話に登場。女王バチ型の敵。働きバチを使ってキラキラしたものを集めている。
アッシュと同じように宝石類が大好き。

「キレイなものはすべてわたくしのものなのよ!!」

ディアバーン・ザ・ガゼロイド
第2話に登場。遺跡を守る主。侵入者であるアッシュたちを倒そうとした。

「侵入者!ゼッタイ!許さない!!」

クロノフォス・ザ・トリデンロイド
第3話に登場。カブトガニ型の敵。負けず嫌いで水の中では大イバリ。
最後はカレーの具にされてしまった。

「そんなこと認めないぞ!!水の中ではワシがサイキョ〜!!」

ローズパーク・ザ・フラワロイド
第4話に登場。植物型の敵。
バラの研究過程で生まれ、塔を作り、土地の養分を吸い上げていた。
ゲームと同じく、グレイには好意的に、アッシュにはぞんざいな態度で接する。


「そこに浮かぶキミも個性的で美しいな」

アーゴイル・ザ・シーサロイド
第6話に登場。暴れん坊のコマイヌ。いつも口を開けている。アルバートに近所で拾われた(アルバート談)。かなりのいたずら者だが、グレイにお仕置きされてからは忠実な番犬になった。


ウーゴイル・ザ・シーサロイド
第6話に登場。イタズラ好きなコマイヌ。いつも口を閉じている。凶暴なまでのいたずらぶりで、アーゴイルともどもグレイにお仕置きされた。


コンドロック・ザ・バルチャロイド
第7話に登場。ハゲタカ型のミュージシャン。のど自慢大会で激しいロックを演奏して、ヒトビトを凶暴化させた。アッシュの(音痴な)歌を聞かされて弱っていたところを、ロックオンしたグレイのチャージバスターを食らってやられた。

「オレ様の歌に聞きホレろ!!」





第1話

森のお宝をゲットしてご機嫌なアッシュ。
宝を見てうっとりするアッシュだが、飛んできた働きバチに宝を盗まれてしまう。慌てて追いかけるアッシュたちは、カイゼミーネ・ザ・ワスプロイドを見つける。

働きバチが運んできた宝を見て「なんてキレイなのかしら これならわたくしのコレクションにふさわしいわ」とご満悦なカイゼミーネに、アッシュは「ちょっとアンタ!!それアタシのよ返して!!」と叫ぶ。
それを聞いたカイゼミーネは「キレイなものはすべてわたくしのものなのよ!!」と反論。ついにはアッシュとカイゼミーネは激しい口論に発展する。

業を煮やしたアッシュは「グレイ!アイツはドロボーよ!!やっつけちゃいなさいー!!」とグレイに叫ぶ。「ドロボーってナニ?」大ボケなグレイに、アッシュは「アタシの物をとるすっ……ごく悪いヤツよ!!」と怒りながら説明する。

「悪いヤツ……!!よし!!ボク!アイツやっつける!!」グレイの言葉を聞いたカイゼミーネは怒り心頭。「わたくしがドロボー!?ナマイキな!アナタたちやっておしまい!!」と働きバチに命じてアッシュたちを襲わせる。「ハチの数が多すぎる〜 どれを撃てばいいのかわからないよ〜」すごい数の働きバチにグレイたちは逃げるしかない。

そのときモデルAはあることをひらめいて、「アッシュ!ほかのお宝貸して!ピカピカのヤツ!!」アッシュの持つ金貨や宝石を貸すように叫ぶ。「えーっ!!絶対にイヤよ!」と拒否するアッシュ。モデルAは「カタいこと言わず貸してくれよ〜」とアッシュの胸元にもぐりこんでお願いするが、「何すんのよこのドスケベ!!」とアッシュの怒りの鉄拳を食らってしまう。
吹っ飛ばされたモデルAは、宝石の入った袋ごとカイゼミーネに激突。その瞬間、袋から宝石がこぼれ落ちる。すると働きバチたちは宝石に反応して、カイゼミーネのところに一斉に飛んでいく。「キラキラするものを集める働きバチのクセを利用したんだ!!」と説明するモデルA。

「いまがチャンス!!グレイ変身(ロックオン)だ!!」「うん!!」モデルAの言葉にうなずいて、グレイはモデルAの力を借りてロックマンモデルAにロックオンする。「ロックマン!モデルA!!」
「悪いヤツめくらえっ!!」グレイのホーミングショットを受けて、カイゼミーネと働きバチは爆発して倒された。

「やったぁ!ボクってグレイトー!!」戦いに勝ち、ガッツポーズをとるグレイ。
そこへアッシュがやって来る。「あ!!ねーねーすごかったでしょ!?」と言うグレイとモデルAは、次の瞬間アッシュのゲンコツで殴られる。「やりすぎ!お宝も金貨もコナゴナよ!!」アッシュは爆発で自分の宝石まで粉々にされて大激怒。「何か少しでも残ってないかしら……」そのときアッシュは、奇妙な形のライブメタルが転がっているのを見つける。


「スゴい!!これはライブメタル・モデルVですよ!!」ハンターギルド(お宝をお金に換えてくれる場所)の鑑定者はライブメタルを見て驚く。
モデルVが何なのかわからないアッシュたちに、「ごくたまに強い敵に埋めこまれている貴重な金属です」と説明する。「1コ100万でどうです?」モデルVの買い取り価格を聞いて驚くアッシュ。
「あ……あんなものが100万!!」
「ねえねえ!これで肉マンいくつ買える?」グレイは肉まんがいくつ買えるかわくわく顔。
「お金持ちはモテるかな?モテちゃうかな!?」モデルAはこれからのことを考えてデレデレ。

「肉マン100コくらいラクに買えるしお金持ちはモテモテよ!!よーし!!これからもみんなでガンバってモデルVとやらを集めまくるわよ!!」アッシュたちはモデルV集めに意欲を燃やすのだった。



おぎのしん(2007).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,9(月号),30-47.

第2話

ハンターギルドのモニタールームでモデルVのありそうな場所について調べるアッシュは、ある遺跡に目星をつける。

一方街の肉まん屋。グレイは「アツアツの肉まんって世界でイチバンサイコ〜!!」と肉まんを食べてご満悦。モデルAも「この街カワイイ子だらけだー!!」と女の子たちを見てデレデレ。
女の子たちにデレデレしているモデルAに、グレイは「もーっ!スケベ!!アンタはライブメタルじゃなくてスケベメタルね」とアッシュのものまねをしてみせる。
「オッ!?それアッシュのモノマネだな!!うまいうま……」と爆笑するモデルAだったが、「それは誰のモノマネだって!?」とやって来たアッシュにグレイともどもボコられてしまう。
「マネるならもっとカワイくマネしなさい!!」と怒るアッシュを見て、「カワイく?」と笑うモデルAはさらにボコられてしまった。
「遊びはオシマイ!!遺跡に行くわよ ガッツリお宝集めるんだから!!」アッシュはグレイとモデルAに言った。


遺跡にやって来たアッシュたち。
今度は石像のモノマネをするグレイ。アッシュは「も〜またそんなモノマネして!!アンタも捜すのよ!!」と言うが、「あ〜い!!」とひたすらのん気なグレイ。
そのときグレイは石像を倒して壊してしまった。アッシュは床の仕掛けを押してしまい、グレイとアッシュは落とし穴に落ちてしまう。
落ちなかったモデルAは深い落とし穴を見て、「オイラは飛べるけどオマエら重そうだしなぁ……」と困り顔。


そこへ「オマエ!ここで!!何してる!?」と遺跡の主ディアバーン・ザ・ガゼロイドが現れる。
「ヤバイ!!遺跡のヌシが来たぞ!!」とアッシュとグレイのところへ飛んでいくモデルA。
ディアバーンは「ココ!我が部族!聖なる遺跡!!侵入者!ゼッタイ!許さない!!」と穴の下にいるアッシュたちに炎の矢を放ってくる。


「なんとか穴の外に出ないと!!」と言うアッシュの言葉を聞いて、グレイは「こないだ倒したハチの敵みたいに飛べればなぁ……」とカイゼミーネのモノマネをする。
「ちょっと!?こんなときにモノマネなんて!!」と言うアッシュだったが、グレイのモノマネに反応して「ウオオーッ!!なんかキタキタキター!!」モデルAの力が発動する。
グレイはモデルAの力でカイゼミーネに姿を変える。
「何よグレイ!?その姿!!」グレイの姿にびっくりするアッシュ。
「グレイのモノマネとオイラの能力が起こした奇跡!!名づけて”トランスオン“だ!!」モデルAは説明する。
「お? 飛べるぞ アッシュ!つかまって!!ブンブ〜ン♪」グレイはアッシュを連れて穴の外へ飛び出す。
穴の外から出たアッシュたちをディアバーンは「侵入者!逃がさない!!」と猛追する。「像を壊したのは悪かったけどアンタやりすぎよ!!」とアッシュは言うが、ディアバーンは「言い訳!聞かない!!」と聞く耳もたない。
「ロックオンだグレイ!アイツをやっつけるぞ!!」と言うモデルAに、グレイは「うん!!」とうなずく。
「ロックオン!!ロックマン!モデルA!!」ロックマンにロックオンするグレイ。
「オマエ!何者!?」驚くディバーンに、グレイは「さっきは熱かったぞ!お返しだ!!」とバスターを放ち、一撃でディアバーンを倒した。
「やったぁ!!ボクってグレイトー!!」と喜ぶグレイとモデルA。そこへモデルVが転がってくる。
「これライブメタル・モデルV!?」モデルVを見つけて喜ぶ三人。

アッシュは手に入れたモデルVを早速ハンターギルドで100万で売ってお金をゲットする。
「お……お金よ!!お金の山だわ!オタカラサイコ〜!!」とアッシュはお金の山に鼻息を荒くして大興奮。グレイは「オカタラサイコー!!」とアッシュのモノマネをするのだった…。



おぎのしん(2007).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,10(月号),47-63.

第3話

お宝を捜しに湖まで来たアッシュ、グレイ、モデルA。
大はしゃぎするグレイをよそに、アッシュは一休みとしゃれこむ。そんなアッシュに、モデルAは大量の水着を見せて「やっぱり湖に来たら泳がないとっ!!……ってゆーか 泳がなくていいから水着を着ないとっ!!さあ!着て!!」と水着を着るように鼻息荒く迫るが、「こんのスケベメタルがぁ!!」とアッシュに殴られてしまう。
「くだらないこと言ってないで釣りでもしてきなさい!!アタシはお腹へったの!!」と怒鳴るアッシュ。その剣幕にモデルAとグレイはガクぶる。「アタシは寝てるからデカいの釣ってくるのよ!」グレイとモデルAに釣りを任せて、アッシュは一人休む。

「ねぇねぇAちゃん 釣りってどうやるの?」釣りがわからないグレイに、モデルAは「ハリにエサをつけて水の中に投げりゃ……魚が食いつくから引っぱりゃいいんだぜ!」と釣りの仕方を教える。
やがてのんびり釣りを楽しむグレイの竿が反応し、二人は魚を釣り上げる。
釣れた魚はなんとクロノフォス・ザ・トリデンロイドだった。

「アッシュ!アッシュ!!デカいの釣れた」とグレイは大はしゃぎでアッシュに言う。だが昼寝中のアッシュは「アタシシーフードカレーが食べたいなぁ できたら起こしてねおやすみ〜」と言ってまた眠ってしまう。

「カ……カレー?」「これでカレーを作るのか!?」グレイとモデルAはあまりにも大きいクロノフォスを見て困惑する。
クロノフォスは「た……助けてください どうかワシを食べないで〜」と泣きながら頼む。
グレイとモデルAは考えた結果、「あんまりおいしそうじゃないから逃がしちゃおう」と湖に投げ返す。
だが湖に戻ったとたん、クロノフォスは態度を一変。「キ・サ・マ・ら釣りバリイテーんだよ!!」とグレイとモデルAを水中に引き込む。泳げないグレイは大ピンチ。

「さっきとはえらい違いだなぁ!!」と言うモデルAに、クロノフォスは「なんとでも言え!!水の中なら負け〜ん!!」と言い返す。クロノフォスのスピードに翻弄されるグレイとモデルA。「追いつけるか!?向こう岸まで競争だ!!」と笑うクロノフォスに、泳げないグレイはあっぷあっぷするだけ。
「オイラにつかまれグレイ!!足をバタバタさせるんだ」モデルAにつかまるグレイ。だがバタ足が遅いグレイにモデルAに「ちゃんとバタ足しろよグレイ!!」と呆れて叫ぶ。
グレイは「このあいだの敵(アイツ)みたいなキック力があればなぁ」とディアバーンのものまねをする。「ウオッ!!ものまねキタキター!!」グレイの物真似に反応したモデルAの力が発動して、グレイはディアバーンにトランスオンする。

グレイはキック力を生かしたバタ足でクロノフォスを追い抜く。自分より速いグレイに愕然とするクロノフォスだが、「そんなこと認めないぞ!!水の中ではワシがサイキョ〜!!」と氷のトゲを飛ばして攻撃する。
「よしグレイ!ロックオンだ!!」モデルAの力を借りて、グレイはロックマン・モデルAにロックオンする。グレイの反撃でクロノフォスはあっけなく倒された。
「やったぁ!ボクってグレイトー!!」勝利してご満悦のグレイ。「じゃあカレー作るか……」結局グレイとモデルAはクロノフォスでカレーを作ることにした。

ようやく目が覚めたアッシュ。「おーアッシュ ちょうどカレーができたところだぞ」モデルAとグレイが作ったクロノフォスカレーを見て、アッシュは「ナニコレ?」と呆然。
カレーを食べたアッシュは具が固すぎて歯が欠けてしまう。だが、具の中にモデルVが入っているのを見つけて「キャー!!モデルV!?なんかこれって超オイシくない!?」とアッシュは大喜び。クロノフォスの中にモデルVが入っていたのだ。
「これ売ったらナニ買おう」と歯が欠けてもご満悦なアッシュに、モデルAは「……まず入れ歯かな」と言うのだった。



おぎのしん(2007).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,11(月号),59-75.

第4話

バラから作る高級ローズティーで有名な村へ来たアッシュ、グレイ、モデルA。

だが肝心の村は荒れ放題で無人状態。ローズティー目当てで来たアッシュは怒り心頭。
ローズティーについて聞くグレイに、アッシュは「オハダにいい最高のお茶よ!アタシが飲めば世界一キレイになるわ」と説明する。モデルAは「世界一キレイ?そんなの絶対ありえね……」と余計な一言を言い、アッシュに殴られてしまう。

ようやく出会えたのは、ローズティーを研究していた博士。
博士によると、よりよいバラを作る研究過程でバラの怪物が生まれてしまい、その怪物は塔を作り、土の養分を吸い上げていて、バラは今では塔の中でしか咲かないとのこと。それを聞いたアッシュは「アタシたちがその怪物を倒せばローズティーが飲めるってわけね」と早速怪物退治に向かう。

塔に入ったアッシュたちの前に、バラの怪物ローズパーク・ザ・フラワロイドが現れる。
「私の名はローズパーク!!ようこそ!美しい客人よ!!」ローズパークはグレイとモデルAに興味津々。一人無視されたアッシュは「ひとの話を聞けーっ!!」とローズパークを鉄拳制裁する。

「うるさい!私は小娘になどキョウミはないのだよ!!消え去れ!!」怒ったローズパークの攻撃がアッシュを襲う。「危ないアッシュ!!」アッシュを助けようと飛び出すグレイ。『そうだ!あのカブトガニの敵みたいにデカくてカタい体があれば……アッシュを守れる!!』とグレイはクロノフォスのモノマネをする。グレイのモノマネに反応して「モノマネキタキタキター!!」モデルAの力が発動。グレイはクロノフォスにトランスオンして、アッシュをローズパークの攻撃から守る。さらにロックマンモデルAにロックオンして、ローズパークを倒した。

そして念願のローズティーを飲んだアッシュは『●ルサイユのばら』みたいな少女漫画顔になるのだった…。



おぎのしん(2007).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,12(月号),61-77.

第5話

モデルVを換金しにハンターギルドへ来たアッシュ、グレイ、モデルA。
札束を数えてご満悦なアッシュは、レギオンズ本部から呼び出されたことを聞いて驚く。

「レギオンズってナニ?」呑気なグレイに、アッシュは「この国のエラいヒトたちの組織よ!!アタシたちはふつうじゃ絶対入れない場所よ なんの用かしら!?」とガク震状態。
「お説教だろ?」と言うモデルAにアッシュは「何よ!?怒られるコトしてないわよ」と言い返す。「どうかな」と言うモデルAに怒るアッシュ。

そこにレギオンズの最高責任者マスター・アルバートが現れる。「よく来てくれたね皆さん 私はレギオンズの最高責任者……マスター・アルバートだ」
「さささ最高!?そんなエラいヒトがワタクシたちになんのゴヨウで!?」ビビるアッシュに、アルバートはモデルVのことを話す。
「報告によると多くのモデルVをハンターギルドに持ってきてるね?貴重な金属のハズなのに…… どうやって手に入れたんだい」と聞いてくるアルバートに、「モデルVは旅先で倒した敵からぐーぜん手に入れました」とおとなしく説明するアッシュだが、そんなアッシュをよそに、グレイとモデルAは得意顔で「Aちゃんとボクがロックオンして〜」「強いぜ!!」と自己主張。グレイとモデルAの自己主張ぶりに驚くアルバート。
アッシュはそんな2人を鉄拳制裁して「そうよ この子はロックマンになれば強いんです」と説明した。

アルバートは「キミがロックマンだって!?」と驚いてグレイを見る。「なるほどロックマンになれば特別な力を発揮できるからね」と言い、グレイの服がボロボロなのを見て、活躍した褒美として彼の服を新調してやる。
「おお〜 サイコーにカッコいい!!」大喜びのグレイに、「ズルーい!アタシの分はないの!?」アッシュはぶーぶー文句を言う。

「ところでアルバートさん どうしてモデルVをハンターギルドで高く買い取ってくれるか知ってますか?」アッシュの質問にアルバートは説明する。「それはね つまり…… モデルVは簡単に言えばエネルギーのかたまりで……そのエネルギーはこの世のどんなものよりも強力だからだよ!!」アルバートはそばにあった土偶にモデルVのエネルギーを作用させてみせる。モデルVが中に入り、土偶が動き始める。この力で世界中のエネルギー問題を解決したいと語るアルバート。

ところが土偶はどんどん大きくなり、ついには暴れだしてしまう。
「なんだか暴れ出したわよアルバートさん!!早くとめてください!!」と言うアッシュだが、「スバラシイ これぞモデルVの力だ……」とうっとりする緊張感ゼロのアルバート。

「このままじゃヤバいぞグレイ!!ロックオンだ!!」「うん!!」ロックマンモデルAに変身してホーミングショットを放つグレイだが、全然効いてない。
モデルAと土偶の戦いを見て「モデルVとロックマン両方の力を見られるなんてサイコーだね!」と感動するアルバートに「そんなノンキな!?」と突っ込むアッシュ。

「硬いぞコイツどうする!?」モデルAにグレイは「決まってるAちゃん!!撃って撃って撃ちまくる!!」とやる気まんまんで答える。「その意気だブチかませ」グレイのチャージバスターとホーミングショットの同時攻撃で大きな爆発とともについに倒れた。
「やったぜ」「ボクってグレイト!」喜ぶグレイだが、次の瞬間アッシュのゲンコツを食らう。「やりすぎよ!!」アッシュは建物まで破壊したグレイを叱る。

「ハハハ気にするなこれでモデルVとロックマンの力がよくわかったよ」爆発でアフロヘアーになったアルバートを見てぎょっとするアッシュ。「本部の修理ならノープロブレム これからもモデルVを持ってきてくれたまえ」とアルバートは建物を破壊されたことをまったく気にしていなかった。

そんなアルバートを見て(マスター・アルバート……大物だわ)と思うアッシュ、(でもよちょっとヘンなヒトだぜ)とげんなりするモデルAだった…。



おぎのしん(2007).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,12(月号),61-77.

第6話

アルバートの家に呼ばれたアッシュ、グレイ、モデルA。
家に入ったとたん、アッシュとモデルAはアーゴイル・ザ・シーサロイドとウーゴイル・ザ・シーサロイドの攻撃を食らってしまう。
アルバートは「アーちゃんとウーちゃんだ 近所で拾ったんだよ ほっとけなくてね」と苦笑しながら二匹を紹介する。「お手伝いさんが急に休んでね 悪いけどキミたちに留守番を頼めないかなぁと思って」アルバートは留守番とアーゴイルとウーゴイルのお守りを頼むために、アッシュたちを呼んだのだった。
めんどうくさそうなモデルAを黙らせて、アッシュは留守番を引き受ける。

アルバートが出かけた後、「なんでこんなめんどうなコト引き受けるんだ?」小声で聞くモデルAに、アッシュは「ごほうびもらえるかもしれないでしょ」と金持ちのアルバートの報酬に期待する。

グレイはアーゴイルに触ろうとするが、アーゴイルに噛み付かれてしまう。「ペットあつかいするんじゃねぇよ!!」とアーゴイルとウーゴイルはイタズラし放題。障子に穴を開けまくり、じゅうたんを破るなど、二匹の凶暴ぶりに振り回されるアッシュたち。

ケーキが欲しかったら3回回ってワンと鳴けと言うアーゴイルに、素直に3回回ってワンと鳴くグレイ。そんなグレイを見て「やるなよグレイ!!なさけない!!」とモデルAは心底呆れる。
だがアーゴイルはグレイにケーキをあげると見せかけて、自分でケーキを食べてしまう。さすがのグレイも食べ物がからむと怒り心頭。「コイツら許さねぇ 待てーっ!!」モデルAとグレイは二匹を追いかける。

「グレイ!!以前戦ったバラの敵のモノマネだ!バラのツルでしばって捕まえろ!!」と言うモデルA。グレイが「さあ……悪い子たち ボクがつかまえてあげるよ」と少女漫画ちっくな顔でローズパークの物真似をすると、モデルAの力が発動し、グレイはローズパークにトランスオンする。ツルであっさり捕まえられてしまうアーゴイルとウーゴイル。

「このツルほどいて〜マジで頼むよ」「スマン」と泣いて頼む二匹の言葉を聞いて、グレイは「ん〜?よし!!じゃあもう悪さしちゃダメだよ?」と解放する。
だが解放されたとたん、「ハッハッハー!!ウソ泣きだよ〜ん」「ダマされてやんのー!!」と元の悪戯者顔に戻ってあざ笑う。
その態度にグレイとモデルAは怒り、「コイツらもう許さねぇ グレイ!ロックオンだ」「うん!!」とロックマンモデルAにロックオンする。グレイのバスターショットを巧みに動いて避けるアーゴイルとウーゴイルは二手に分かれて挟み撃ちにしようとするが、グレイは2匹にホーミングショットを放ち家ごと爆破する。グレイの力の前に、アーゴイルとウーゴイルはついに降参するのだった。

そこへアルバートが帰ってくる。爆破された部屋とグレイの肩もみをするアーゴイルとウーゴイルを見て驚くアルバート。
「お部屋の爆破ですがこれは……」慌てて家ごと部屋を爆破したことを言い訳しようとするアッシュだったが、「信じられん あのいたずらっコがいい子に……スゴいなグレイくん」とアルバートは感動する。

こうしてアーゴイルとウーゴイルは忠実な番犬になったのだった。



おぎのしん(2008).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,2(月号),89-105.

第7話

レギオンズ本部では、アルバートが部下からエネルギー不足による暴動で街が荒れていることを報告していた。「各地で起きた暴動で街は荒れています」「そしてヒトビトはすっかり明るさを失っています。なにかよい手を打たなければ世界は滅びてしまいます!」部下たちの報告を聞いたアルバートは思案する。「ならば……しかたあるまい!!」と、アルバートはマイクとタンバリンを取り出す。「のど自慢大会で街に活気を取り戻しましょう!!歌は世界を平和にします!!」とノリノリなアルバートを見て部下たちは呆然。

アルバート提案によるのど自慢大会が開催され、特別審査員としてアルバートが招かれる。

会場にはアッシュ、グレイ、モデルAもやって来ていた。「カワイイ女の子もいっぱいだ」とデレデレするモデルAはアッシュにボコられる。

のど自慢大会が始まり、トップバッターが紹介される。トップバッターはコンドロック・ザ・バルチャロイドだった。
「エントリーナンバーワン!コンドロックだ!!オレ様の歌に聞きホレろ!!アイム!ロックンロールッ!!」ヒドイ曲に会場のヒトビトはおおいに苦しむ。

そのとき曲を聴いていたグレイとモデルAが「ウォー!!コーフンする音楽(サウンド)だぜ!」「だぜ!!」と突如凶暴化する。「グレイ!?Aちゃん!?どうしたのよ?」とさすがのアッシュもびっくり。そして他のヒトビトも次々と凶暴化して暴れだす。

「みなさん暴れすぎではないですか?」と困惑するアルバートに、アッシュは「もしかしてアイツの歌のせいじゃない!?」とコンドロックを指差す。
コンドロックは「まだまだいくぜぇ!テメエらもついてこい!!」とさらに盛り上げようとする。

ステージにあがったアッシュは「アンタいったい何者なのよ!?」と詰め寄る。「オレ様か!?オレ様はロックンローラーコンドロックだ!オレ様の歌でテメエらを気持ちよくしてやるぜ!!」と言うコンドロックに、アッシュは「アンタの曲うるさいわよヘタクソ!!歌うのをやめなさい!!」と怒鳴る。アッシュの言葉を聞いて、「ヘタクソだと!?オレ様の歌のどこがヘタクソなんだ!?」と怒るコンドロック。
アッシュはマイクを取り出し、「アタシがうまい歌を聞かせてあげるわ!!うまい歌ってのはこういうものよ!!」と歌いだす。が、あまりにもオンチな曲に、凶暴化していたヒトビトはショックで正気に戻る。コンドロックもアッシュの歌の破壊力に耳が破壊されて「こ……こんなにオンチじゃオレ様の裏のよさがわかるハズがねぇ」と倒れてしまう。

正気に戻ったグレイとモデルAに、アッシュは「グレイ!Aちゃん!悪者をやっつけて!!」とコンドロックを指差して叫ぶアッシュ。「え〜?悪者って?そうなの?どうして?」わけがわからないグレイとモデルAに、「いいから早く!!」と怒鳴るアッシュ。
グレイはモデルAの力を借り、ロックマンモデルAにロックオン。チャージバスターでコンドロックを倒すのだった。爆発するコンドロックの中からモデルVが飛び出すのに気づくグレイ。アッシュはモデルVをキャッチして、「歌がうまくてモデルVもゲット ……アタシってグレイト!!」と決めポーズを決めた。

「とんだのど自慢大会になっちまったな」と言うモデルA。会場のヒトビトもコンドロックの歌の影響か具合が悪そうだった。アルバートは「よし!!気を取り直していきましょう 景気づけに私が歌います!!」と歌いだすが、アッシュと同じくらいオンチな歌にヒトビトはおおいに苦しむのだった…。



おぎのしん(2008).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,3(月号),69-85.

最終話

「もうイヤイヤイヤイヤー!!オイシイお宝の話が最近ぜんぜんないわ!!」ハンターギルドで依頼探しをするアッシュだが、あるのはしょぼい依頼ばかりでヒステリーを起こしていた。ついには「あ〜あ働きすぎて疲れたしオイシイ話がないならバカンスに行こうかな」と言い出す始末。そんなアッシュに呆れて何も言えないグレイとモデルA。そこへアルバートから呼び出しがかかる。

レギオンズの研究所にやって来たアッシュとグレイとモデルAを、アルバートは上機嫌で迎える。
「キミたちが見つけたモデルVを使ってエネルギー発生装置を作ったんだ!今日はその装置の起動テストだ!!」アルバートはモデルVを使ったエネルギー発生装置を見せる。
「成功すれば世界中のエネルギー問題が解決するハズ!!」とアルバートは部下の科学者たちに命じて装置を起動させる。エネルギー発生装置は莫大なエネルギーを発生させて、成功したかに見えたが、突然モデルVが装置の中から飛び出す。アルバートはモデルVのエネルギーを浴び、姿が変わり人格も凶暴化してしまう。アルバートの変貌に驚くアッシュたち。

「このモデルVの力があれば世界が救える。……いや!!世界は私の思いどおりになるぞ!!」アルバートは笑いながら、攻撃を放つ。
「モデルVのせいでアルバートが凶暴になった!?グレイ ロックオンしてアルバートを止めるぜ!!」モデルAの力を借りてロックオンするグレイ。アルバートを撃つグレイだが、攻撃は全然効かない。
「効いてないみたいだよ」と言うグレイに、モデルAは「あきらめんなグレイ!!効かなきゃ効くまで撃ちまくれ!!」と叫ぶ。
「必殺技!!ギガクラッシュ!!」グレイのギガクラッシュを受けて、さすがのアルバートも倒され、ついでに研究所も破壊された。

「やったね!ボクってグレイト!!」戦いに勝利してご満悦のグレイとモデルA。
正気に戻ったアルバートは粉々になった研究所を見て、『そうか!!あのとき私はモデルVの光を浴びて……』と自分がモデルVに操られたのだと理解する。壊れて転がるモデルVを見て、アルバートはモデルVの危険性を考える。『エネルギーは強力だがあまりにもキケンすぎる 別のものを捜さなくてはいけないな』

「アルバートさん大丈夫!?」駆け寄ってきたアッシュたちに、アルバートは「ああキミたちすまなかったね」と謝り、「モデルVはエネルギーを使い果たしたようだ かわりに何か新しいエネルギー源を捜してくれないか?もちろんお礼はあんまり出すよ」と頼むのだった。


「さぁて準備できたわ」アッシュは荷物をまとめて旅立つ準備を整える。「うわぁスゴイにもつ」「バカンスどこ行くの海……山?」のんきにたずねる2人に、アッシュは「あのときのバカンスの話はナシよ」とすまして言う。「アルバートさんの超オイシイ依頼を受けるんだから!!アンタたちもついてきなさい!!」とやる気まんまんのアッシュ。

「世界を平和にするために新しいエネルギー源を捜すのか?オレはメンドくさいことはイヤだぜ!!」と面倒くさそうなモデルAに、「違うわよ」と即座に否定するアッシュ。
「アタシたちがもっとお金持ちになるために決まってるじゃない!!さぁみんな!出発よっ!!」
アッシュ、グレイ、モデルAは新たなエネルギー源を求めて旅立つのだった。



おぎのしん(2008).ロックマンゼクスアドベント/ファミ2コミック,4(月号),67-83.






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