【聖闘士星矢 ギガントマキア】名言集 盟編



ギガマキ裏の主人公盟の名言集
ネタバレしてます!



初登場

行ってから、路頭に迷いたかねーだろ? 星矢ちゃんよ

はっはっはっ。こわい顔すんな……ケンカっ早ぇのはガキのころと変わんねーなぁ
(車田正美・浜崎達也,2002,p.66)



いきなり現れたチャラ男にちゃんづけされて星矢もムッとした思われるが、軽くあしらうあたり年長者の貫録がある。

星矢たちに

あいかわらずだな星矢、それと泣き虫ちゃんの瞬……それから――

おひさしぶりです、沙織お嬢さん
(車田正美・浜崎達也,2002,p.67)



瞬を泣き虫ちゃん呼ばわりするところに子供時代の彼らの関係を思わせる。

星矢と瞬に生き残った兄弟のことを聞く

生き残ったほかの八人は、誰なんだ
(車田正美・浜崎達也,2002,p.78)



聖域の情報の秘匿上、末端の雑兵である盟に聖闘士の詳しい情報はわからない。
星矢たちが答えづらいのはわかるが、他の兄弟たちのことをどうしても知りたかったのだろう。

師匠から教わった格言を話す

誰かが、うまいこと言っていた。オリーブの木と、オリンポスの神々が息づく土地には、おろか者と天才は生まれるが、本当の悪人はいない

死んだオレの師匠
(車田正美・浜崎達也,2002,p.86)



星矢と瞬に、デスマスクから聞いた格言を話して聞かせる盟。
これ以外にもデスマスクは盟にいろんな格言を残していそうである。

歩いて登るのかという言う星矢に

海水浴の次は、山登りなんて、夏休み気分満喫だな星矢
(車田正美・浜崎達也,2002,p.88)



軽口を言ってのける盟は軟派なイメージですが、ムードメーカーの素質もある存在。
重たい状況ではこういった人の存在が重要です。

パラスはどうしたかと聞く星矢に

……逃げてきた

なんだよ、その顔は……逃げて悪いか? ギガスってのは、聖闘士のお前が、それだけ苦戦する相手だぞ? 雑兵のオレが勝てるわけねーだろ
(車田正美・浜崎達也,2002,pp.147-148)



パラスから逃げたと軽く言ってのける盟。
たしかにもっともな意見である。

氷河との再会

あれ……? ははは……。あいかわらず、愛想のないことで
(車田正美・浜崎達也,2002,p.148)



やっぱり昔と変わらないと肩をすくめる盟、それを見てくすっと笑う星矢と瞬。
ほほえましい場面である。

自分ごとテュポンを打ち砕けとアテナに訴える

やれ……その黄金の杖で、この体ごと邪神を打ち砕け

ためらうな! 今しかない……やるんだ! テュポンが、この身を離れる前に!

きみは……あなたは、現代のアテナだろう!
(車田正美・浜崎達也,2002,pp.182-183)



エンケラドスの肉体に転移しようとするテュポンの意志を逃すまいと押さえつけ、必死にアテナ――沙織に訴える盟。
テュポンの支配のほころびを縫って出たとはいえ、盟本来の意志の強さもあったと思われる。

髪の毛座の聖闘士として目覚める

言ったはずだ、テュポン

オレは、お前の傀儡ではない。オレは……アテナの聖闘士だと!
(車田正美・浜崎達也,2002,p.189)



アテナとテュポンの力がぶつかりあう中、盟を守っていた黒い聖衣箱が開き、髪の毛座の聖闘士として目覚める盟。
テュポンに断言するところに、聖闘士(になろうとした者)としての盟のプライドや意志を感じさせる。

テュポンに一撃食らわす

オレは……アテナの聖闘士だと……
(車田正美・浜崎達也,2002,p.190)



今までのお返しだとばかりにテュポンに一発食らわせる盟。
その直後力尽きて倒れてしまうものの、ただでは終わらせないところはさすが。

アテナに言い聞かせる

沙織

あなたは現代のアテナだ。そしてオレは、アテナの聖闘士

みずからの意志で選んだ、星の宿命です
(車田正美・浜崎達也,2002,p.18)



アテナを沙織と名前で呼んだ盟。
その名を呼ぶのはこれが最後と決めて、自らの思いを語る。

辰巳にこれからも出生を隠して生きていかれるおつもりですかと言われて

年端もいかぬ子供の自分が立てた、必死の誓いを、こうして成長した自分が破れるものか……! オレは盟だ。城戸の姓を捨てたときから、ただの盟になった。だから辰巳……昔、オレが施設に入れられたときと同じようにオレを扱え。星矢たちと同じように、演技でもいいから、オレを殴れ
(車田正美・浜崎達也,2002,pp.18-19)



なおも自分を様付けで呼ぶ辰巳に言い聞かせる。
盟の意志と決意の強さが伝わってくる名言。

仮面の掟について話すユーリに

嘘だっていうなら、遠慮しないで、オレを愛してくれてかまわないけど?
(車田正美・浜崎達也,2002,p.37)



さらっと口説く盟。
さすが城戸光政の嫡男。

師匠にどんな教えを受けていたのかと聞かれて

いろいろさ

人生の修行をね
(車田正美・浜崎達也,2002,p.37)



どんな修行なのか修業時代を知りたいと思ったファンは多いはず。

サガの話題になって

正史には、その罪だけが書き遺される――か。いずれにせよ地上の護戦者アテナの輝かしい正当性は、ゆるがぬ正義に裏打ちされて、かならず完璧な勝利で彩られなくてはならない
(車田正美・浜崎達也,2002,p.46)



聖闘士としてとても危険な意見を述べる盟。
やはりデスマスクの弟子である。

聖闘士の資格を剥奪されるかもと話すユーリに

ないしょにな……資格剥奪の、最短記録を作りたくない
(車田正美・浜崎達也,2002,p.46)



先ほどまでの重たい発言の後に、こんなことをしれっと言ってのける。
こういったところも師匠(デスマスク)譲り。

アテナの正史についての意見を聞いて

アテナは正義だ

それを疑ったら、聖闘士など、なにも成せはしない。なにも守れはしない
(車田正美・浜崎達也,2002,p.47)



非常に意味深なセリフ。

ユーリに髪の色を指摘されて

この髪はね

わが師への敬意なのさ
(車田正美・浜崎達也,2002,p.49)



銀髪に染めている盟。
それはデスマスクへの敬意だった。
デスマスクと盟の師弟関係を感じられる貴重なセリフ。

巨蟹宮にたどりついて

巨蟹宮か
(車田正美・浜崎達也,2002,p.52)



巨蟹宮の前で立ち尽くす盟。
紫龍の足音に気付くまでずっと立ち尽くしていた様子から、盟のデスマスクに対する深い気持ちが感じられる。

紫龍に深い哀しみを感じていなかったと聞かれて

師と、話をしていた
(車田正美・浜崎達也,2002,p.55)



巨蟹宮で紫龍と再会した盟。
紫龍に指摘されて、師匠のことを話し始める…。

自分の師匠について話す

オレの修行地はシチリア

オレの師は、この巨蟹宮を司っていた蟹座の黄金聖闘士だ

星になった師匠と話していた……はっはっは
(車田正美・浜崎達也,2002,p.55)



盟の師は蟹座の黄金聖闘士デスマスクだった。
衝撃の事実が明かされた場面。
今までの盟の飄々とした言動はデスマスクの影響も大きいと思われる。

紫龍に下がっているように言う

こいつはオレの敵だ――オレの敵なんだ!

貴様の封印を解いたのはオレだ……その始末は、オレがつける
(車田正美・浜崎達也,2002,p.69)



聖域に侵入したパラスはユーリを惨殺していた。
テュポンに乗っ取られていたとはいえ、パラスを解放したのは自分。
そのけりをつけようとするところに、盟の男気を感じる。

パラスを追いつめる

オレの、星の名を言ってみろ

髪の毛座の、盟だ

これは死の演出だ……ギガスよ

”散逸しろ”――

”ロストチルドレン”
(車田正美・浜崎達也,2002,pp.77-78)



ユーリを惨殺したパラスを自らの斬糸によって追いつめた盟。
淡々と語る様子がかえって盟の怒りのすごさを表している。
ギガマキがアニメ化やコミック化されたら、絶対にエグイ描写確実なシーン。

自分を止めた紫龍に

殺していたさ

ユーリを……殺した。やつは、そうやって殺した
(車田正美・浜崎達也,2002,p.79)



パラスを惨殺しようとした盟。
怒りと殺意に身を任せるなど、けっこう熱い面も持っている。

瀕死のニコルに

なぜ、あなたほどの人が、こんな……迂闊だっ
(車田正美・浜崎達也,2002,p.121)



倒れた盟の姿に動揺し駆け寄ったニコルは、ラドンの攻撃を受けてしまう。
ニコルが冷静沈着な男だと思っていた盟は困惑して叫ぶ。
皮肉屋のニコルに心配されて、さらに混乱したと思われる。

姿を現したラドンに

オレを……エサにしやがった……!
(車田正美・浜崎達也,2002,p.124)



盟はラドンに囮に使われて、ニコルを死なせてしまった。
血が伝い落ちるほど唇を噛んだ様子から、盟の悔恨が伝わってくる。

紫龍に過ちを繰り返すなと言われて

弟に……殴られるとはな
(車田正美・浜崎達也,2002,p.126)



ラドンを紫龍だけに任せて先に進むことを拒む盟。
紫龍は平手打ちをして盟を諭す。
紫龍の言葉に盟をようやく己に課せられた使命を思い出す。
兄弟の絆を感じられる場面。

デスマスクと戦ったことを打ち明ける紫龍に

あの人は

たとえアテナに反逆した邪な聖闘士であっても、オレの師だ。そして、お前は血を分けた弟だ。それは秤にかけるものではない
(車田正美・浜崎達也,2002,p.127)



盟の師であるデスマスクを倒したのは自分だと告白する紫龍に、盟は自分の気持ちを語る。
それはそれ、これはこれと割り切っている潔い姿に感動した人は多いはず。

星矢を抱き起こして

ニコルは死んだ

あの人の遺命を果たす――それが、オレの聖闘士としての使命だ

ここで弟のお前を看ていてやりたいが、オレは、テュポンのもとに行かねばならない

死ぬなよ、星矢――
(車田正美・浜崎達也,2002,p.169)



星矢を抱き起し介抱する盟。
星矢を看ていてやりたいが、ニコルの死を無駄にしないために、自らの使命のため、先に進まねばならない。
兄として精一杯弟を気遣う盟の優しさが感じされる。

氷河に父のことを聞いて

ありがとう、氷河
(車田正美・浜崎達也,2002,p.172)



氷河に父・城戸光政のことをどう思っているか尋ねた盟。
城戸光政も星に殉じたという氷河の返答を聞いて、感謝の気持ちを述べる。
【星に殉じる】これは後のテュポン戦でも盟の言葉として出てきます。
もしかしたら無意識に自分の死を予感しての問いかけだったのかもしれない。

現れた一輝に

小宇宙は血をめぐるという

――オレは血の絆さえ失ってしまった

せめて星は忘れない
(車田正美・浜崎達也,2002,pp.188-189)



一輝に微笑んでみせる。
盟の兄弟たちに対する思い、星に殉じようとする決意が伝わってくる。

一輝に瞬救出を託して

一輝よ……オレは既に、血の絆さえ失ってしまったかもしれないが。それでも、これはお前にしか託せない

弟たちを、頼む
(車田正美・浜崎達也,2002,p.190)



一輝に弟たちのことを託す盟。
本当に弟思いの兄である。

テュポンを封じる

宿命だ

星は忘れない

地上の平和が、聖闘士の生きた証であればいい
(車田正美・浜崎達也,2002,p.199)



ユーリの弔いのときニコルが言った言葉を思わせるセリフ。
神であるテュポンからみればちっぽけな宿命かもしれないが、盟にとっては自分の聖闘士の宿命であり生きた証。

テュポンに辟易して

うるせぇ
(車田正美・浜崎達也,2002,p.199)



こんなときでも平行線なことを言いまくるテュポンに辟易して悪態をつく。
こういったところもデスマスクによく似てます。





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