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【アミとの対峙】
ここは…あなたのいた場所
私は…あなたの代わりなのよ
イクミはアミに淡々と話す。
『あなたの代わり』
これこそイクミの背負ってきた宿命なのかもしれない。
今のあなたは!
今のあなたは何?
何者でもない!
戦う理由もない!
実に中途半端な不自然な存在!
私にはしなければならないことがある
そのためにも!
吐き捨てるように叫ぶ。
イッペー編やノウノ編では落ち着いた態度を見せていたイクミがここまで激昂するのは、よほどアミに敵意を抱いてるのがわかる。
【あなたはもう一人の私なんだと話すアミに】
ええい!うるさい!
あなたが…みんな…みんな!
父さん…兄さん…
ううっ…私っ…私は…っ!
アミがみんな悪いとばかりに、悲しそうに叫ぶイクミ。
もしかしたら泣いていたのかもしれません。
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【最終戦(アミ編)】
あなたはミチと自覚しながら、兄さんとヒトの側に立った!
アミに憎々しげに叫ぶイクミ。
ミチとして覚醒したためにノウノと別れなければならなかったイクミの嫉妬なのだろうか。
【自分に話しかけるアミに】
あなただけは…許さない!
アミは「よく私を感じてみて」と言うが、イクミは許さないと言い放つ。
イクミのアミに対する怒りや憎しみが改めてよくわかる。
シンシアがノウノにイクミが寂しいと言っていると話してたことからも、イクミはノウノのそばにいられなくて孤独を感じていたのかもしれない。
それゆえにアミに対する怒りは深いのだろう。
【人類としての進化には限界がきていると言われて】
そんなこと…聞きたくないっ!
悲しそうな声で否定する。
もしかしたらイクミ自身もわかっていながら認めたくなかったのかもしれない。
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【ノウノとの再会】
兄さん…
兄さんこそ、いつまでも醜態をさらすのはやめてくださいな
ヒトごときが私たちを超えられぬことは何度も…
ミチの指導者として、ヒトを超越した存在としてのプライドから冷たく言い放つ。
イクミの『醜態をさらすのはやめてくださいな』には、同意したプレイヤーが必ずいると思われます(苦笑)。
【シンシアと触れ合うことができたと叫ぶノウノに】
シンシアは、たしかに私たちミチとは違う、ザインに導かれたアーキタイプでした
けれど…もう仕方ありません
ベラデン!導きを!
イクミはベラデンの導きによって終わらそうとする。
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【最終戦(ノウノ編)】
兄さん…抵抗しないで…そうよ…そのまま…かわいい人ね…
おびえないで…
ノウノに語りかけるイクミ。
それは本心からか、もしくは油断させるためか…。
兄さん…やっと私のところに戻ってきてくれた…
兄さん…
この後に続くノウノの台詞から、イクミとノウノの過去が垣間見れる。
イクミはミチとなっても、本当はノウノと一緒にいたかったのかもしれない。
シンシアの言葉からも、ノウノの傍にいられなくてイクミは寂しかったのだろう。
【お前は許してくれるのかと叫ぶノウノに】
兄さん…私たちは兄妹じゃない
ミチとなったイクミを捨て、イッペーやアミを裏切ったノウノ。
そんなノウノにイクミは優しく答える。
この言葉は嘘偽りのないイクミの本心なのかもしれない。
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【ミチが目指している理想をなしえたノウノに】
兄さん…
これがお父様の理想とした、ベラデンによる霊的指導
ミチの理想を成し遂げたノウノの前に現れるイクミ。
ようやく兄と共にいられるようになった安堵と嬉しさからか、その表情や雰囲気は穏やかである。
もういいのよ
さあ、飛んでみて、兄さん
母なる空へ
ノウノに飛ぶように促すイクミ。
言われるまま浮かび上がるノウノはイクミのそばへ。
ようやく二人は元の関係に戻れたのかもしれない。
【エンディング】
そう…兄さん
気持ちいいでしょう
もう自分で考えることは何もないの
ベラデンの導きにすべてを任せて
ノウノに囁くイクミ。
そのままノウノと共に何処かへと去っていった。
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